Stanza · オーディオガイド
Casa Milàオーディオガイド
心に残る場所。持ち帰りたくなる物語。
ラ・ペドレラ(カサ・ミラとしても知られる)は、スペインのバルセロナにあるモダニズム様式の集合住宅です。アントニ・ガウディによって設計されました。
ツアーについて
ひとつのガイド。あなたらしい見学。
ラ・ペドレラ(カサ・ミラとしても知られる)は、スペインのバルセロナにあるモダニズム様式の集合住宅です。アントニ・ガウディによって設計されました。
好きなときに出かけよう。
- 01Stanzaを無料でダウンロード。
iOS & Android
- 02ガイドを見つける。
“Casa Milà”
- 03訪問前にダウンロード。
オフライン
オーディオガイド / 27 のナレーション付きスポット
ガイドの内容
訪問前に物語の一部をご覧ください。スポットを開くと詳しく読めます。
01
The Stone Quarry Facadeうねる石のファサード
まるで伝統的な集合住宅というよりも、ひとつの生命体のような建物、カサ・ミラへようこそ。1906年、実業家のペレ・ミラと妻ロゼール・セジモンの依頼で建設が始まると、この建物は大きなスキャンダルを巻き起こしました。荒々しくうねる石灰岩のファサードは、近隣の古典的な建物とはあまりに異なっていたため、地元の人々は皮肉を込めて「ラ・ペドレラ(石切り場)」と呼びました。彼らにとって、その未完成で原始的な外観は醜いものに映ったのです。しかし、この型破りな外観の裏には、革命的なエンジニアリングの偉業が隠されています。当時の多くの建物とは異なり、ここのファサードは床の重さを支えていません。その代わり、鉄の柱と梁で構成された内部構造に取り付けられた、自立式の「カーテンウォール」として機能しています。この革新的な手法により、アントニ・ガウディは外壁を耐力壁から解放し、石を波打つような連続的なリズムへと彫り込む自由を得ました。建物を眺めると、地中海の波や山並みの曲線のように、表面が揺らめいているのがわかるでしょう。ファサードは近隣の石切り場から運ばれた大きな石灰岩のブロックで構成されており、石と石の継ぎ目がシームレスにつながるよう、現場で手作業で彫り上げられました。
Photo: Alberto-g-rovi · CC BY 4.0
02
The Stone Quarry Facade通りからの眺め
2つの主要な通りが交差するこの地点からは、カサ・ミラの圧倒的なボリュームがよくわかります。ガウディの構想を実現するために6年もの歳月が費やされ、プロジェクトは1912年にようやく完成しました。建物の高さは約30メートルあり、当時の住宅プロジェクトとしては非常に大胆なものでした。ファサードの最上部を見ると、少し空間が空いていることに気づくかもしれません。本来、ガウディは建物の頂上に、2人の大天使に囲まれた高さ4メートルの聖母マリア像を設置する予定でした。しかし、この宗教的な中心装飾はついに設置されることはありませんでした。1909年の「悲劇の週間」と呼ばれる暴動の際、バルセロナは激しい反教権主義の抗議活動に揺れました。ミラ夫妻は、このような目立つ宗教的シンボルが放火や破壊行為の標的になることを恐れ、像の設置を取りやめることにしたのです。ガウディはこの決定に深く失望し、プロジェクトから完全に手を引こうとしたと伝えられています。今日、その像がないことは、この建築の傑作が誕生する裏側で、当時のバルセロナがいかに社会・政治的な緊張の中にあったかを静かに物語っています。
Photo: Txllxt TxllxT · CC BY-SA 4.0
03
Seaweed and Iron Balconies錬鉄製のバルコニー
石の波をたどるように視線を移すと、バルコニーの暗く複雑な形状が目に飛び込んできます。全部で33あるバルコニーは、一つひとつが唯一無二の芸術作品です。これらは、ガウディの最も才能ある協力者の一人であるジュゼップ・マリア・ジュジョールの手によるものです。ガウディが建物の構造を設計した一方で、ジュジョールにはこれらの鉄製装飾を制作する大きな創造的自由が与えられていました。アップサイクルの先駆けとして、ジュジョールは鍛冶場で廃材や不要になった鉄の棒、機械の部品を直接利用しました。彼はこれらの素材をねじり、叩き、溶接して、背後の重厚で堅固な石灰岩とは対照的な、複雑で有機的なフォルムを作り上げました。多くの人はこれに海洋生物の姿を重ね、太陽に乾かされた海藻や海岸の植物の塊のように見ると言います。また、抽象的なカリグラフィーのパターンを見出す人もいます。鉄が石に絡みつく様子は、崖に生える寄生植物のようでもあります。それぞれのバルコニーは手作業で個別に作られたため、同じ模様は二つとありません。これは、この建物が自然界に見られる混沌とした多様な美しさを模倣しようとしていたことを強調しています。
アプリで聴くPhoto: Poniol60 · CC BY-SA 4.0
04
Seaweed and Iron Balconies鉄の海藻のクローズアップ
バルコニーに近づくと、その製作に注ぎ込まれた驚異的な職人技が明らかになります。ジュジョールとガウディは、自然界に全く同じものは二つと存在しないという哲学を共有しており、この「有機的」な原則を鉄細工の細部に至るまで適用しました。ある部分は細くねじれた棒が網目状に組み合わされ、またある部分は叩き伸ばされて水生植物の広い葉のような平らなシートになっています。金属は、その巨大な重量と強度を感じさせないほど、まるで風になびくかのように繊細に加工されています。ハンマーの跡や、鉄が焼かれ冷却される過程で生まれた多様で触感豊かな表面を観察してみてください。この鉄の混沌とした成長は、単なる美的な目的だけでなく、居住者のプライバシーを確保し、日陰を作るという役割も果たしています。遠目にはランダムに絡み合っているように見えますが、近くで見ると、あらゆる曲線と鋭いエッジが計算し尽くされた構成であることがわかります。これらの不規則な隙間から差し込む光と影が、一日を通して石のファサードに変化し続ける模様を描き出し、建物があたかも呼吸し、変化する生命体であるかのように感じさせます。
アプリで聴くPhoto: DagafeSQV · CC BY-SA 3.0
05
The Butterfly Gates蝶の門
グラシア通りに面した正面玄関の門は、強固なセキュリティと幻想的な美しさを両立させた傑作です。ガウディはこのデザインの着想を自然界、特に蝶の羽の繊細な脈状構造や、植物に見られる細胞の微細なパターンから得ました。門は、様々な大きさの不規則で丸みを帯びた開口部が何百も集まり、頑丈な鉄のフレームで支えられています。この細胞のようなデザインにより、深い内部の中庭に大量の自然光が降り注ぎ、入り口が暗いトンネルのように感じるのを防いでいます。同時に、模様の密度が居住者のためのスクリーンとして機能し、内側からは外を見渡せる一方、賑やかな通りを行き交う人々がプライベートなロビーを覗き込むのを防いでいます。その巨大なサイズと重量にもかかわらず、門はまるで石の開口部に張り巡らされた生命の膜のように、重さを感じさせない軽やかさを備えています。ここは、都市の厳格なグリッドから、ガウディが内部に作り出した流動的で有機的な世界へと移行する境界点です。鉄が石のアーチと出会うために曲線を描き、ファサード全体に見られるうねるようなラインに従っている様子に注目してください。
アプリで聴くPhoto: C messier · CC BY-SA 4.0
06
The Butterfly Gatesメインの車用入り口
この幅の広いアーチ型の入り口は、1906年当時の住宅の常識を覆す画期的なものでした。ほとんどの高級アパートメントでは居住者が路上で車を降りる必要がありましたが、カサ・ミラはバルセロナで初めて、完全に機能する地下駐車場を組み込んだ建物の一つでした。このポータルは、居住者が馬車や当時登場したばかりの初期の自動車で、直接中庭まで乗り入れられるように設計されています。中に入ると、広々とした円形のスペースがあり、車両が方向転換するのに十分な広さが確保されていました。居住者は、天候や人目を気にすることなく、専用のエレベーターや階段のすぐそばで降りることができました。都市から住まいへのシームレスでプライベートな移行に重点を置いたこの設計は、当時の建物の高級ステータスの証でした。駐車場自体は地下にあり、スロープでアクセスする仕組みで、これは当時としては先駆的な都市工学でした。今日においても、この入り口のスケールは印象的であり、ガウディが単に有機的な形を夢見る芸術家であっただけでなく、来るべき世紀を定義することになる技術的変化を予見していた、非常に実用的な建築家でもあったことを思い出させてくれます。
アプリで聴くPhoto: Xavier Badia Castellà · CC BY-SA 3.0
07
The Courtyards of Light花のパティオ
この内部中庭に足を踏み入れると、まるで隠されたオアシスに迷い込んだかのような感覚を覚えます。ガウディは、もう一つの小さな中庭と共に、この空間を建物全体の『肺』として機能するように設計しました。19世紀後半のバルセロナでは、多くのアパートメントが暗く湿気が多く、換気も不十分な部屋を抱えていることが大きな問題でした。ガウディはこの問題を解決するため、建物全体の設計をこれら2つの吹き抜けを中心に構成するという革命的な手法をとりました。これにより、使用人の部屋やキッチンに至るまで、家の中のすべての部屋に自然光と新鮮な空気が行き渡るようになったのです。中庭を囲む壁をよく見ると、色が微妙に変化していることに気づくでしょう。壁には、下部は暗い色調から上部に向かって明るく反射率の高い色調へと変化するグラデーションが施されています。これは、下の階まで太陽の光を最大限に反射させるための戦略的な選択でした。また、壁には花や植物をモチーフにした壁画が描かれており、ここが家の中でありながら自然を感じられる屋外空間であることを強調しています。健康で光に満ちた住環境を追求したこの設計は、当時の伝統的な建築様式よりも居住者の幸福を優先した、極めて先進的な試みでした。
アプリで聴くKyle Taylor from London, 84 Countries · CC BY 2.0
08
The Courtyards of Light空の中庭からの眺め
中央に立ち、上を見上げると、光と幾何学を自在に操ったガウディの卓越した技術を実感できます。中庭の壁は平坦に立ち上がるのではなく、外観のファサードと同じ波打つようなリズムを描いています。これにより、まるで建物がくり抜かれた木の幹や自然の海食洞であるかのような、絶え間ない動きが生まれています。ファサードと2つの内部中庭には合計150もの窓が配置されており、それぞれが移動する太陽の光を捉えるよう戦略的に計算されています。建物全体の延床面積は1,835平方メートルにも及びますが、これらの広大な吹き抜けのおかげで、圧迫感を感じることはありません。窓の大きさや形はさまざまで、空間の垂直性を和らげる視覚的なメロディーを奏でています。円形の開口部を囲むように窓枠が波打っている様子に注目してください。このデザインは単なる美学ではありません。壁を湾曲させることで窓の面積を増やし、建物の奥深くまで光を届ける工夫がなされているのです。ここから見上げると、頭上に広がる青い空は、石の曲線と屋上テラスの複雑な鉄細工に縁取られ、建築の一部であるかのように感じられます。
アプリで聴くKyle Taylor from London, 84 Countries · CC BY 2.0
09
The Lobby Muralsカサ・ミラ ロビーの壁画
ロビーは、外の喧騒と家庭のプライベートな聖域とをつなぐ架け橋のような場所です。この移行を穏やかにするため、ガウディは壁や天井を覆う、自然をテーマにした鮮やかな壁画を制作させました。これらの絵画は、変容をテーマにした古典詩であるオウィディウスの『変身物語』から大きな影響を受けています。淡いピンク、深い緑、そしてきらめく金色が混ざり合い、豊かな花のモチーフや神話の登場人物が描き出される様子は、まるで夢の中にいるかのようです。その目的は、居住者が都会の建物の中にいることを忘れ、魔法の森や庭園のパビリオンを歩いているかのような気分にさせることでした。描かれた情景は明確に区切られることなく、木漏れ日や壁を這う蔦のように、互いに溶け合うように流れています。こうした色彩と神話の活用は、入り口に物語性と驚きという層を加えています。これは、建築とは人間の精神を自然の永遠のリズムと結びつける、五感で体験すべきものであるというガウディの信念を裏付けるものです。すべての筆致は建物全体の調和に貢献するように意図されており、最も機能的な空間でさえも芸術的な意図が吹き込まれているのです。
アプリで聴くJaume Meneses · CC BY-SA 2.0
10
The Lobby Murals花の天井のディテール
天井をよく観察すると、描かれた装飾の緻密なディテールが浮かび上がります。芸術家たちは、平らな漆喰の表面に豊かな織物のような質感を与えるため、特別な筆致技法を用いて「タペストリー」のような効果を生み出しました。これは単なる装飾ではなく、ガウディの「総合芸術」という哲学の重要な一部でした。彼は、巨大な石のファサードから天井の小さな絵画に至るまで、建物のあらゆる要素が同じ有機的な言語で語りかけるべきだと考えていたのです。ここに見られる蔓や花の模様は、バルコニーの錬鉄や壁の波打つ曲線と響き合っています。絵画を建築と密接に融合させることで、ガウディは統一感のある没入的な空間を作り上げました。この細部へのこだわりにより、媒体が何であれ、建物のテーマが一貫して保たれています。ロビーの柔らかく木漏れ日のような光が天井の質感を捉え、花の模様はまるでそよ風に揺れる本物の植物のように見えます。こうした細部の積み重ねが、単なる玄関ホールを、生命力あふれる調和のとれた環境へと変貌させているのです。
アプリで聴くKyle Taylor from London, 84 Countries · CC BY 2.0
Casa Milà
よくある質問
ガイドの料金はいくらですか?
アプリは無料. 表示されているガイドの価格: $1.99. ガイドの価格はアプリに表示. 音声ガイドのみ。施設の入場料は別途必要です。
インターネットなしで聴けますか?
はい。訪問前にアプリで音声、画像、地図をダウンロードしてください。ダウンロード済みの内容はオフラインで利用できます。
自分の言語で聴けますか?
Stanzaは15言語に対応しています。このガイドの対応言語はアプリでご確認ください。
決まった時間に参加する必要がありますか?
いいえ。セルフガイド形式です。スポットを選び、好きなときに休憩して、自分のペースで何度でも物語を聴けます。
自分のペースで
探索する Casa Milà.
Stanzaをダウンロードして検索: “Casa Milà”.
アプリは無料 · ガイドの価格はアプリに表示
さらに探索する
近くのオーディオガイド

Barcelona
Casa Vicens
コンテンツと出典
Canaan · CC BY-SA 4.0

Barcelona
Parc Güell
コンテンツと出典
Unknown author · CC0

Barcelona
Sagrada Família
コンテンツと出典
Photo: C messier · CC BY-SA 4.0

Málaga
Alcazaba de Málaga
コンテンツと出典
Photo: Fernando · CC BY-SA 4.0
